開業してから15年が経過していたことに気が付きました。
SEA SWALLOWを開業したのはリーマンショックの翌年2009年2月。
2011年東日本大震災
2014年消費税5%〜8%
2019年消費税8%〜10%、台風19号による水害
2020年〜2023年コロナパンデミック
など度重なる不景気をなんとか乗り越え、16年目を迎えております。
現在ではRondine surfboardsの製作、サーフボードリペア、ウェットスーツオーダー受付のみの為、営業形態、販売商品が変わってしまいましたが、開業当初は日本では全く知られていないブランドやサーフボードレーベルばかりを扱っていました。
その理由は既に知られているモノよりも、まだまだ知られていない若いブランドやサーフボードレーベル/シェイパーと共に成長したかったから。
現在ではホビーサーフボードのシェイパーを務めるアダム・ダベンポート/ダベンポートサーフボードをはじめ、世界中からオーダーが入るほど有名になったオーストラリアのエイドリアン・ノット/マレンサーフボード、今や誰もが知っているジョシュ・ホールなどなど。
断られたサーフボードレーベルもいくつかあり、皆さんが知っているレーベルだと、当時未だカリフォルニア・ニューポートビーチにお店が出来てなく開店準備中だったアーモンド・サーフボードなど。
「間違いない」と感じたシェイパーやレーベルですが、開業して気が付いたのは「いくら良いモノでも”ネームバリュー”が無ければ、ここ日本では売れない」といったこと。
雑誌などで年がら年中紹介されるブランドに安心感を抱くのは至って普通のことかと思います。
しかし「なんでいつも雑誌で紹介されるのか?」といったことを理解している人は少ないのではないでしょうか?
「良いものだから紹介されるのでは?」といった方もいらっしゃるかと思いますが、全てはお金次第。
お金を掛ければ流行だって作れてしまいます。
「これだ!」と思ったブランドやレーベルに大金をつぎ込むことで、消費者の目に触れる機会が多くなり、徐々に認識されるといった感じ。
雑誌などは雑誌本体の販売利益よりも何よりも広告や有料タイアップ記事が主な収入源になりますので、広告料などお金を沢山使ってくれるお店だったり企業の商品しか載せません。
「じゃあお金沢山使えば良いだけなのでは」と思われるかと思いますが、広告やタイアップ記事1回で何十万、何百万単位のお金が必要になり、それを継続していかなければ消費者に認知されることはないのです。
Sea Swallowでは、多額の広告費を捻出することが出来ない為、ブログ(Blogger)やInstagramなどのSNSをはじめ、口コミなどでなんとかやって参りました。
これからも雑誌などメディアには頼らず、全身全霊でRondine surfboardsを作っていく所存で御座います。
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