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  • 執筆者の写真seaswallow

DIMENSION



今日は"DIMENSION"ディメンション(寸法)について少々書かせて頂きたいと思います。


サーフボードの購入を検討する際、まずアウトラインをチェックした後ディメンション(長さx幅x厚み)をチェックし、それらの情報からその板をおおよそ判断するかと思います。


また、お店に足を運ばずに実物を見ないままオンラインでサーフボードを購入される方も沢山おられるのではないでしょうか。


「どんな板なのか?」といったことは写真やアウトライン、数値だけで判断するのはかなり難しく、同じようなアウトライン&ディメンションでもロッカーやらレイル形状、ボリュームバランスなどの違いによって全く違うものになります。


さらに細かくいうと、ブランクスのフォーム密度だったりガラスクロスの厚さといった重さやフレックスに関わる部分でも乗り味は違ってきたりします。


簡単にどう違ってくるのかといったことをロングボードでまとめてみると


ノーズロッカー強い(反っている)とボトム形状によってはパドルスピードが遅く、力のない波ではテイクオフは遅いがパワーのある掘れる波では刺さりにくい。

逆にノーズロッカーが弱い(反りが少ない)と刺さり易い反面、パドルスピード&テイクオフが早く、板が走る。


テイルキック(ロッカー)が強いと板のスピードは遅くなるが、回転性が向上する。

テイルキックが弱いと回転性が落ちるが板のスピードは早くなる。


レイルが厚い場合には板全体にボリュームがある為パドルやテイクオフ、板のスピードは早いが、レイルの切り替えやターンが重くなる。

レイルが薄い場合には板全体のボリュームが無くなるので、パドルやテイクオフは遅くなるが、レイルの切り替えやターンは軽くなる。

また、波面にレイルが食い易くなることによって板を安定させることができ、波面にレイルが食った状態では板のスピードが早い。


他にも色々な要素があったりしますが、ざっとこんな感じ。

僕が板を作る時は、乗り手のレベルや乗る波のサイズ、今まで乗ってきた板の情報などからこれらの要素を組み合わせ、最適な板のシェイプをイメージして製作に取り掛かっています。


ぜひ参考にしてみて下さい。



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