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Sea Swallow

Fin Box


本日は、ここのところリペアに持ち込まれる頻度が高い、フィンボックス関連についてで御座います。

全てマーサーフボードさんに持ち込み、リペアして頂いており「ボックス前部、ボックス後部のグラスにヒビが入ってしまった」とか「ボックスとフォームの間に隙間が空いた」、「フィンを動かすとボックスが動いている気がする」といった内容。

グラスにヒビが入っている位でしたら、ヒビが見えなくなるまでヒビ箇所を削ってから、ガラスクロス、レジンでリペア出来るのですが、フィンボックスとフォーム間やボックスとレジン間に隙間が空いてしまったり、フィンボックスが僅かに動いたりしてしまう場合には、フィンボックスの交換が必要になってしまいます。

「何故にこういったことが起きるのか?」というと、ビーチブレイクの場合、インサイドまで乗ってしまうことによって、フィンが砂に乗り上げ、フィンボックスに負荷が掛かるから。

たった一回乗り上げただけでも、衝撃の度合いによってはフィンボックスがフォームから剥がれてしまうこともありますので「フィンが底に擦ってしまうほど浅いインサイドまで乗らない」といったことがフィンボックストラブルの予防になるかと思います。

シースワローでは、ダベンポート・サーフボードをフィンボックス仕様でオーダーする際には、リーシュのためにフィンボックスに穴を開ける”ドリルスルー”ではなく、レジンブリッジ仕様にして頂いております。

重さのある板のフィンボックスをドリルスルーにしてリーシュを使用した場合、板を流す度にフィンボックスに負荷が掛かり、いずれフィンボックスがガタつくなどのトラブルの原因になるからなのです。


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