top of page

MACHINE or HAND

  • 執筆者の写真: seaswallow
    seaswallow
  • 4月17日
  • 読了時間: 2分


RONDINE SURFBOARDS or 他ブランドの板でカスタムオーダーを検討されている方に「マシンシェイプってどうなんですか?」と聞かれることがたまにあります。


そんな時「比べるものではない」と思いながらも対応するのですが、ハンドシェイプのサーフボードに拘らないのであれば、コンピュータ制御によって寸分の狂いなく正確に削り出されるマシンシェイプをチョイスしても宜しいかと思います。


今ではショートボードレーベルの殆どがマシンシェイプを採用しており、オルタナティブボードやトラディショナルロングボードなどでもマシンシェイプを採用するシェイパーが増えています。

加齢による体力的な理由でプレーナーを置き、マシンシェイプに切り替えたレジェンドシェイパーもおられたりします。


世界的にプロモーションを行っているネームバリューのあるレーベルであれば、世界中から多くのオーダーを抱えハンドシェイプだけでは到底捌き切れない訳で、マシンシェイプに頼らざるを得ないことと思います。


マシンシェイプは工業製品、ハンドシェイプは工芸製品と僕は考えています。

(工芸品とは、伝統的な技法や手作業を重視して制作される実用性と美的価値を兼ね備えた工作物)


ビルダーやショップ、一般ユーザーさんによって様々な意見があることと思いますし「サーフボードにそんな価値なんてない」と思う方もいらっしゃることと思います。


僕はSEA SWALLOWを始める前と始めてからの数年間を含め、約30年カーディーラーやハーレーダビッドソンディーラーでメカニックとして働いていました。

自分で言うのもなんですが、根っからの職人です。


自分の場合、壱から十まで自分自身の手で作り上げたサーフボードでなければ「僕が作ったサーフボードです」と胸を張って言えませんし、僕にとってRONDINE SURFBOARDSは実用性と美的価値を兼ね備えた工作物なのです。


この先「劇的にオーダーが増える」なんてことはないと思いますが、手に負えない量になったとしてもお客様一人一人と時間を掛けディスカッションし、一人一人に合わせたカスタムサーフボードを丹精込めて手作業で作っていく所存で御座います。

 
 
 

Comments


bottom of page